ブリコラージュハウス・寒風沢の家に行ってきました!

「ブリコラージュハウス・寒風沢の家」に行ってきました!

先輩移住者でもある海子(かいこ)さん夫妻。

気軽にいろんな人が遊びに来てほしいという思いから、

ご自宅に「ブリコラージュハウス・寒風沢の家」という屋号をつけたそうです。

ネーミングからしてなんだかおしゃれですよね☆彡

常に架空の居候を想定しているのが我が家のコンセプト

お家の中にお邪魔させていただくと・・・

「私、料理が嫌いなんですよ」と話す奥様。

だから、このキッチンをつくる時に、だれでもこのキッチンに立って料理できる設計にしてほしいってお願いしたの(笑)オープンキッチンにもこだわりが。

料理に使う道具も初めて来てもすぐ使えるように工夫して整理しているとか。ここからも、いろんな方を呼ぶ前提の作りになっていることが伺えます。

 

居場所づくりやコミュニティづくりという言葉が合ってるかわらないけれど、「顔を合わせること」、それには何にも代えられないものがあると思う。

最初はおもてなしを考えていたりもしていたんだけど、あまり気を遣うと居心地が悪くなるから、準備しない、なにも用意しない方が逆に良い、そんな風に最近は思ってきた。

震災時にお世話になった方がいるから、こういう場で恩返しを

震災の時はまだ名取にいて、妻が京都の知り合いのところに、小さかった子どもを連れて2ヵ月くらい避難させてもらったことがあるんですよ。

 

宮城でこれから子どもとどう生活をしていくかを考えたかったから、一度宮城を離れるのはいい機会だったと奥様も話されます。

 

何にも代えられない安心感があった。

その体験があったからこそ、こういう場でお返ししていきたいと思ったのがきっかけ。架空の居候を想定しながらというコンセプトのところにつながる。

いつだれが来てもいい場所としての存在。

 

今年はコロナウィルス感染症で、この「余白を持った家」がやっと活きたのではないかと思う。

 

 

学校が休校中、【かんぷうざわ学級】をスタート

コロナウィルス感染症の影響で学校が休校。

退屈している子もいるだろうから預かろうよっていう感じで始めたのが「かんぷうざわ学級」

でも、最初は人様を救おう!というより、まずは僕ら家族だけで過ごしていると辛くなるからっていう思いがきっかけでもあったと話します。

仲の良い、親しい人たちに声を掛けて、みんなで一緒に過ごそう!という感じで

娘も友達と会えるし、宿題もやるだろうし。

閉じたコミュニティかもしれないんだけれど、一人増えて、また一人増えて、

大人の方もなにかできることがないかと、ボランティアで見守り先生という形で

一緒に宿題をやってくれたりとか、少しずつ輪が広がっていった。

実際、集まって、なにかあったらって考えると、やらない方がいいには決まっているけれど、

やっぱり「普段どおりの日常」を大事にしたかった。

田舎だからできないと認めるのも嫌だったし、家族とだけで過ごすのもつらいし、そんな気持ちからスタートしたのが

かんぷうざわ学級だったそうです。

【ムラノジ2020 かんぷうざわ芸塾 野外文化祭】を村田で初開催

今年は、かんぷうざわ学級だけではなく、「かんぷうざわ芸塾」というイベントも開催された海子さん夫妻。

「かんぷうざわ芸塾」とは、子どもも大人ものびのびと遊べる自然環境と古民家を拠点に、文化や美術に触れる機会を提供して、豊かな感性や多様な社会への理解を育成する活動の一つ。

ムラノジを村田で行うのは初めてということもあり、今回は、海子さん夫妻の自宅を会場にして、

以前から親交のある美術家・きむらとしろうじんじんさん(京都市在住)を招き、

お茶碗絵付け体験やお抹茶を楽しむ「野点(のだて)」を開催されたそうです。

※ドキュメンタリー映画作家が記録したムラノジの映像があるのでぜひリンクで見てみてください。

https://youtu.be/K-HQdObhb3Q

今後も小さな小さなコミュニティづくりをしていきたい

ムラノジは大きなイベントだったけれど、籠をみんなで編むとか、もうちょっと小さいものをちまちま作る会をやっていけたらいいなって。今後もさまざまなワークショップをやっていけたらいい。

昔と違って、絵を習ったりする機会が少ないし、今は仙台に行かないとできなかったりするから、 みんなでデッサンするようなそういう時間が作れたらいいなって思ってる。

あとはやっぱり流しそうめんと餅つきは外せないよね。

子どもはやったことがあっても親御さんはやる機会がなかったりするから、

今後も小さな繋がりを大切にしていきたいなって。

 

最近は意味とかもたなくてもいいなっても思う。

かんぷうざわ学級をきっかけに、竹林作業に今でも通ってきてくれている方がいて、もくもくと竹を片付けてくれる。

お茶セット持ってきてくれたり、それぞれがやりたいことがあってきてたりするから、いつ来ても、好きな時間に帰ってもいい。僕らがああしたら、こうしたらじゃなくて、自分たちで楽しみを見つけられる、それがこの場所の良いところ。

*編集後記*

寒風沢に、初めて足を踏み入れた時、「なんだろう、この空間、素敵すぎる」と思った私。

わりと大きな坂道道路の途中から小さな路地へと入り、上へ上へと登っていくと、急に現れる寒風沢の世界。

思わず写真を撮ってしまった!!

上の写真からはあまり伝わらないかもしれないけれど(笑)、そこには小さな世界があって。

好みは分かれるかもしれないですが、私としては、踏み入れた瞬間からもう魅力的すぎて☆彡

村田にこんな場所があったことにびっくり!感覚としては秘密の場所を見つけた感じ。

そして、海子さん夫妻のご自宅もおしゃれで、「家を開く」というコンセプトもとても憧れな暮らし方でした。

最近、思うのは、村田って、地域によっては、アトリエ兼自宅みたいに、自分の世界をつくりたいという方に適している場所がたくさんあるところかもしれない!

そんな風に改めて実感できたインタビューでもありました。

今回、ご紹介した「寒風沢の家」の様子はfacebookでも見られますよ~♪

ぜひチェックしてみてくださいね☆彡

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